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~シアターRAKUブログ~

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3月31日の稽古

OP「老いたるわだつみのレクイエム」の稽古シーン
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はじめまして、新人の小野田です。
今回の『女の平和』で僕が演じる葬儀屋は、相方の武器商人と共に戦争で儲けるいわゆる「死の商人」というやつで、アリストパネスの原作には登場しない寺山修司のオリジナルキャラクターです。
「死の商人」という概念が生まれたのは20世紀前半だそうで、紀元前4世紀のギリシャに存在したかどうかは分かりませんが、寺山版『女の平和』が1965年の作、その前年に漫画『サイボーグ009』の連載が始まっており、そこに登場する「死の商人ブラックゴースト」によって日本の若者たちにも広く知られるものになったはずです。背景にはベトナム戦争がありました。考えてみれば日本が戦後の復興を成し遂げたのは朝鮮戦争とベトナム戦争の軍需景気のおかげですから、まさに死の商人の申し子がこのNIPPON、「平和国家」なんてとんでもないフェイクなのではないかと思うのです。
話をギリシャに戻しますと、当時の戦争の中心は艦隊戦、軍資金の用途の大半は船を作るための堅い木材の購入費だったそうですから、材木屋が戦争で儲けていた、かも知れません。
今回の劇中でもその軍資金をめぐる女性陣対男性陣の掛け合いがあり、議論好きなギリシャ人らしいシーンですが、寺山版でもこれをほぼ忠実に再現しています。RAKU版ではさらにそこにラップやダンスが入り交じり加速し、前半の最大の見せ場になります!激しすぎて何を言ってるのか全然分からない(冷汗)、なんてことにならぬよう、芝居の先人たちの「コトバ」をお客様にしっかり届けられますよう、残るひと月稽古に励みますゆえ、皆様どうぞお楽しみに!NO WORDS,NO PEACE!

by rakujyuku | 2019-03-31 00:00 | 2019女の平和ー不思議な国のエロスー | Comments(0)
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